みなそこすなどけい2

水底砂時計ni

春風

真昼間の御池通りを自転車ですべってゆくと、道ゆく人たちのほとんどがスーツのボタンを外している。

楽団の演奏会パンフレットに載せる広告依頼の仕事で自分もスーツだったけれど、たしかに!暑かった。

帰り道、御苑にふらふら入ると、ソメイヨシノは五分咲きくらい、しだれ桜は満開。

世界に霞がかかった感じが好きで、でも風はわりと世知辛さを思わせる鋭さで吹いている。

大学に入って二年目が始まろうとしている。

気負わず一歩ずつ。