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みなそこすなどけい2

水底砂時計ni

わたしとしること橋渡し(2014.09.10)

 ますずしとか鳩サブレなんてもはや定番いぜんの定番というか幼い時からの記憶にこびりついてむしろ生きてきた時間の木目みたいな自然極まりないものなのだけれど、しかし一方で僕はしるこサンドを知らない。ちくわぶもだ。名前とそういうものの存在は知っているけれど、なんなら画像なり概要なりを検索して眺めたこともあるけれど、手ざわりとして全く知らない。これがういろうくらいになるとほんの何度かだけど食べたこともあるし名物として名が通りまくっているからういろうという存在のテクスチャはおおむねこんなもんじゃろって把握できてる。しかしながらそんなのは所詮できてる気になっているだけなので、しるこサンドに対してよりういろうに対して僕はえらそうだとも思う。富山に祖父母が鎌倉に従兄弟がいるという偶然のためだけにますずしと鳩サブレがこんなにもなつかしいどころではない魂レベルのおともだちだというのを鑑みると、僕がぜんっぜん知らないたとえばしるこサンドが魂レベルのおともだちだという人々って圧倒的に他者ではないかとおもう。愕然とする。だってだいたいしるこサンドって名前だけ見たらめっちゃ「汁」でしょ? つまり水分だよね? でも彼女らの口ぶりを聞いていると形のあるものでひょいぱくつまめるものだというのもわかるのではげしく混乱するじゃん? 立ちはだかるしるこサンド。待て次回。というわけでいつか来るべき次回において僕はしるこサンドを口にするかもしれないし、なんなら血肉にしちゃうくらい親しむことになるかもしれない。可能性。かりにそうなったとしてもたぶん魂レベルのおともだち度ではしるこサンドはますずしに決して勝てないのだけど、(幼年は強し、)しるこサンドのほうへと手を引いてくれるおともだちは魂レベルどころではないおともだちに違いないから、人生いたるところに他者ありゆえに出会いありだよねって。きょうのますずしも美味しかったです。(2014.09.10)