みなそこすなどけい2

水底砂時計ni

小説

桃の缶詰は雨上がりの午後に

「明日はどこに行こうか」と、ハルカがうれしそうな声でいう。彼女がさっきまで飲んでいた、ココアの上に載ってるマシュマロみたいな声。 「あのさ、」わたしはレモネードのグラスから顔を上げられない。 「わたしたち、いま、別れたんだよね?」 「そうだよ…